韓国・釜山で開催中の「第27回DSDサムホコリアカップ国際オープンボウリングトーナメント」は、9月23日に本戦初日Aシフトを終えた。ランキングの上位には地元・韓国の選手が名を連ね、海外勢にとって厳しいスタートとなった。
首位に立ったのはイム・ドンソン。安定感のある投球で5ゲーム合計1287ピン、平均257.4という驚異的な数字を叩き出し、2位以下に大きく差をつけた。続く2位にはアマチュアのソン・ウジョン、3位にはジン・グェンロが入り、韓国が上位を固めている。
一方、日本プロボウリング協会（JPBA）所属の選手は、上位10名にわずか2人。男子の羽ヶ﨑匠海は5ゲーム平均238.4で4位につけ健闘。女子プロの中島瑞葵は平均230.6をマークし7位に入った。女子選手として存在感を示した。
韓国人選手は全体的に高得点を連発しており、10位までに7人がランクイン。ホームのアドバンテージを活かし、序盤から他国勢を圧倒している。初日を終えて明らかになったのは、韓国選手の層の厚さと安定感だ。
大会はまだ序盤だが、国際大会の舞台で日本勢が上位進出を果たすためには、ここからの粘りが不可欠。特に羽ヶ﨑と中島の2名が、どこまで韓国勢に食い込めるかが注目される。以降のシフトで、逆転劇や波乱の展開が生まれるか、期待が高まる。