アメリカ・デトロイト出身のアンドリュー・アンダーソン(30)が、『2025 PBA LBC ナショナル・チャンピオンシップ・クラッシュ』で見事優勝を果たした。決勝の舞台はサンダーボウル・レーンズのストローブル・アリーナ。1ボール・イリミネーター形式で行われた激戦を制し、優勝トロフィーと賞金25,000ドル(約370万円)を手にした。
この大会は、夏に開催された『LBCナショナル・チャンピオンシップ』各部門の覇者8名が集結。4ゲームのシーディングラウンドを経てクラッシュに臨んだのは、アンダーソン、ステファニー・ザバラ、クリス・バーンズ、オリビア・ロジャース、ロバート・モリス、カーラ・アルズグッド、コナー・チェン、ウェスティン・グリフィンの8人だった。
序盤から熾烈な戦いが展開。ラウンド1でジュニア部門のチェンが脱落し、第2ラウンドではレジェンドのバーンズが敗退。さらに第3ラウンドではアンダーソンとモリスが同点となり、プレーオフでアンダーソンが接戦をものにした。その後も勝ち残ったアンダーソンは決勝でグリフィンと対峙。自らストライクで試合を決定づけ、最後は6ピンにとどまったグリフィンを下した。
優勝したアンダーソンには25,000ドル、準優勝のグリフィンには10,000ドル(約150万円)、その他の出場者には各3,000ドル(約45万円)が贈られた。アンダーソンはPBAツアー通算6勝を誇り、今季も2勝を挙げるなど絶好調。試合後は「シングル戦で結果を残せて嬉しい。オールビーやデュークの名が刻まれたトロフィーを手にできたのは特別だ」と喜びを語った。また「ボウリングは80%がメンタル。経験が大事」と、若手へのアドバイスも残した。
集中力と勝負強さを武器にクラッシュを制したアンダーソン。今後の活躍にも大きな期待が集まる。