北海道ボウリング場協会主催による「北海道ジュニアボウリングアカデミー2025」が、10月4日(土)、綜合レジャーサンコーボウルで開催された。会場には道内各地から多くのジュニアボウラーが集結。4名の現役JPBAプロボウラーによる濃密なレッスンが行われ、子どもたちは朝から夕方まで“ボウリング漬け”の充実した一日を過ごした。
アカデミーの特徴は、プロそれぞれが独自のテーマを掲げた実践型レッスン。永野すばるは「下半身の使い方」にフォーカスし、「下半身を正しく使うことでスピードも回転も自然と上がる」と理論と実技を交えて指導。安定したフォームとパワー伝達の大切さを説いた。
江川司は、自身が実践するトレーニング方法を体験型で紹介。複数のボールを投げ分けながら「違いを感じ取り、自分の得意・苦手を知ることが上達の第一歩」と語り、参加者たちは真剣な眼差しで投球を繰り返した。

さらに、本間由佳梨と倉田萌は“ダブルコーチ”として登場。プランクや自重トレーニングを取り入れた基礎体力強化メニューを実施し、「体を強くすれば投球の質も上がる」と、体づくりの重要性を子どもたちに伝えた。
レッスンは1コマ90分×3回という長時間構成。最後には15分間×4セットの“投げ込みタイム”が設けられ、子どもたちは疲れを見せることなく最後まで投げ続けた。締めくくりには、プロボウラーも加わったチーム対抗戦が行われ、歓声と笑顔に包まれる熱戦となった。
一日を通して全力で挑み続けたジュニアたちに、講師陣からも「想像以上の集中力と体力」と驚きの声が上がった。プロから直接学び、挑戦を積み重ねた経験は、子どもたちにとってまさに“成長の一日”となった。