高井康宏、アジア・パラボウリング選手権で複数メダル獲得!視覚障がいを乗り越え躍動

アジア・パラボウリング選手権

東京を拠点とする支援企業・HCNET所属のパラボウラー、高井康宏氏が、先日開催された第2回アジア・パラボウリング選手権で見事な成績を残した。高井氏はシングルで銀メダル、ダブルで銅メダル、そしてオールイベント(個人+ダブル+トリオの合計成績)でも銅メダルを獲得。大会を通じて、その技術と精神力を国内外に示す大会となった。

大会では、まずシングル競技(6ゲーム合計)において安定した投球を見せ、わずか24ピン差で金を逃す銀メダルを獲得。ダブルス戦でも好調なスタートから中盤の苦戦を乗り越え、最終ゲームの追い上げで銅をつかんだ。トリオと合計成績を含めたオールイベントでも、安定性を武器に銅メダルを確保。特にオールイベントは、3部門すべてを通じた総合力が問われる過酷な部門であり、そこでもメダルを手にしたことは高井の底力を示す証と言える。

高井氏は大会後、「この第2回大会では、シングルで銀、ダブル・オールイベントで銅という結果を残せた。この経験を糧に、次の大会では金を狙いたい」と意気込みを語った。また、支援や応援を送った関係者やファンに対しても深い感謝の念を示し、「皆の期待に応えるため、さらに努力を続けたい」と決意を新たにした。

HCNETは、障がいを抱えるアスリートに対して仕事とスポーツの両立を支援する企業として知られており、高井氏のようなトップ選手をバックアップしてきた。今後もこうした環境整備は、パラスポーツを支える基盤として重要視される。

高井氏のメダル獲得は、国内のパラボウリング界にとって大きな励みとなり、新たな関心を呼び起こす結果となった。視覚障がいを持つアスリートが競技舞台で輝く姿は、多くの人々に勇気と希望を与える。今後、彼がどのように成長を重ね、国際舞台でさらに躍進していくか、注目が集まる。

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