ネバダ州リノで開幕中の「2025 IBF世界シニア選手権」で、アメリカ代表の主力メンバーであるパーカー・ボーン三世が、大会への決意を語った。
ボーンは「私たちはお金のために投げるのではない。誇りのために投げている」と力強くコメント。母国開催となる今大会に向けて、「アメリカで開催されるという事実が、この戦いをさらに特別なものにしている。地元で勝つことに勝る喜びはない」と意気込みを語った。
米国代表チームは、ボーンのほかにもクリス・バーンズ、トム・ヘス、ジョン・ジャナウィッツといった歴戦のベテランを揃え、チーム全体として豊富な経験と実績を誇る。これまで国際大会で計118枚のメダルを獲得しており、シニア層としては屈指の強豪国だ。彼らは「勝利よりも誇り」を掲げ、団結した姿勢で今大会に挑んでいる。
ボーンは現役時代からPBAツアーで33勝を挙げ、長年にわたって米国ボウリング界を代表してきた。シニアカテゴリーでもその情熱は衰えることなく、今大会ではリーダー的存在としてチームを鼓舞している。彼は「国のために戦うことは、どんなタイトルよりも大きな意味を持つ」と語り、若手時代から変わらぬ競技への情熱を見せた。
大会は10月13日から23日まで、ネバダ州リノの「ナショナル・ボウリング・スタジアム」で開催されており、日本を含む世界36か国以上の代表が出場。シングルス、ダブルス、チーム戦、マスターズなど多彩な形式で行われ、各国のレジェンドボウラーたちが誇りを懸けて競い合う。
アメリカ代表にとって「ホームでの勝利」は最高の栄誉。ボーンの言葉が示すように、今大会は単なる勝負ではなく、ボウラーとしての誇りと絆をかけた戦いとなっている。