アメリカ代表が多くのメダルを獲得!世界シニア選手権で存在感

アメリカのシニア代表チーム 写真:bowl.com

アメリカのシニア代表チームは、ネバダ州リノのナショナル・ボウリング・スタジアムで開催されている2025年IBF世界シニア選手権で、シングルスおよびダブルス競技を終えた時点で計6個のメダル(金2・銀1・銅3)を獲得し、続くチーム戦でも好スタートを切った。大会初日はシングルスとダブルスのメダルラウンド、そして男女のチーム戦予選ラウンド1が行われ、米代表はそのいずれでも存在感を示した。

男子シングルスでは、フロリダ州ウィンターヘブン出身のジョン・ジャナウィッツが金メダルを獲得。女子ダブルスでは、コロラド州ベネットのリナ・サボとオハイオ州オレゴンのジョディ・ウェスナー組が優勝を果たした。さらに、同種目でテキサス州デントンのリンダ・バーンズとコロラドスプリングスのデイナ・アウセック組が銀メダルを手にしている。銅メダルは男子シングルスでアイオワ州グレンジャーのトム・ヘスが、男子ダブルスでジャナウィッツとバーンズ組、そしてヘスとニュージャージー州ジャクソンのパーカー・ボーン三世組が獲得した。

団体戦では、男子チームが圧巻の内容を見せた。バーンズ、ジャナウィッツ、ヘス、ボーン三世の4人が3ゲーム合計2,614ピン(1人平均217.83ピン)を記録し、35チーム中首位で予選初日を終えた。2位のオランダ(2,489ピン)に対し125ピンの大差をつける結果となり、チーム全体の仕上がりの良さを示した。女子チームもウエスナー、サボ、アウセック、バーンズの4人が3ゲーム合計2,280ピン(平均190ピン)で27チーム中3位につけた。2位フィンランド(2,290ピン)との差はわずか10ピンで、上位争いにしっかりと食い込んでいる。

サボは、自身初の国際大会メダルが金となったことに「夢が叶ったような気分。これ以上望むことはない」と語り、パートナーのウェスナーも「昨日までは自信を失いかけていたが、今日の試合で自分を取り戻せた」と胸の内を明かした。一方で、ヘスやボーンⅢは「銅メダルは誇りだが、目標はあくまで金。気を緩めずに次に挑みたい」とコメントし、チーム戦での頂点を見据えている。

大会はこのあともチーム戦の決勝ラウンドなどが続く。シングルスとダブルスで勢いをつけたアメリカ代表が、団体戦でも世界の頂点を狙う戦いに注目が集まる。

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