『Apex Jackal』誕生!米MOTIVが語る史上最もアングルの出るジャッカル

Apex Jackal(エイペックス・ジャッカル)

アメリカのMOTIV(モーティブ)本社は、新たなジャッカルシリーズとして『Apex Jackal(エイペックス・ジャッカル)』の2026年1月発売を発表した。本作は従来モデルの改良版ではなく、内部構造から刷新された“まったく新しい捕食者”として位置づけられている。

最大の特徴は、新開発となるApex Predatorコアの採用だ。MOTIVの研究開発チーム、スティーブ・ウィルバー氏は「デュアルデンシティの非対称コアは何年も前から検討してきたが、単なる新技術ではなく、ラインナップに明確な価値をもたらすことが条件だった。このコアはこれまでとは全く異なり、ダイナミックでユニーク、そしてジャッカルの名にふさわしいパワーを備えている」と語る。

このApex Predator(エイペックス・プレデター)コアには、特許出願中のPOWER BANDコアテクノロジーが搭載されている。実績あるコアデザインの外周に高密度バンドを配置することで、エネルギー伝達を最適化。トルクと蓄積エネルギーを高め、レーン後半でより鋭く、爆発的なモーションを生み出す設計となっている。

RGは2.52と、Predatorコア史上で最も高い数値を記録。これによりレーン前半での走りが良く、後半に十分なエネルギーを残すことが可能となった。さらに高められた中間差と、ジャッカル特有の高フレアポテンシャルが組み合わさることで、オイル量の多いコンディションでも鋭いスキッド・トゥ・フックを実現する。

カバーストックには、2025年に高い評価を得たEvoke Hysteria(イヴォーク・ヒステリア)に続き、Propulsion MXV パールをジャッカルシリーズとして初採用。高いオイル対応力と角度性能を併せ持ち、バックエンド反応を最大化するために専用調整されたカラー配合が施されている。MOTIVは本作を「史上最もアングルの出るジャッカル」と位置づけている。

使用シーンとしては、スピードドミナントのボウラーにとって信頼できる最初のパールとして有効であり、バランスタイプには他のパールよりも摩擦を必要としない万能な非対称ボールとして活躍が期待される。回転数の多いプレーヤーにとっても、フレッシュなコンディションでのアングル重視の選択肢、あるいは表面加工によるコントロール重視の使い方が可能だ。

Apex Jackalは、MOTIVの精密なエンジニアリングとパフォーマンスへの執念が結実した、次世代ジャッカルとして注目を集めそうだ。

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