関西女子公式戦2連戦の締めくくりとなる『大岡産業レディース[THE OPEN]トーナメント2026』が24日、大阪・アルゴボウルで最終日を迎え、トップシードの小林あゆみ(44期)が13年ぶりとなる大会制覇を果たした。決勝ではホーム・アルゴボウル所属の石田万音(55期)を184-163で下し、再優勝決定戦にもつれ込むことなく通算4勝目を飾った。
予選を首位で通過した中島瑞葵が2日間にわたり大会を引っ張った一方、準決勝、ラウンドロビンを経て最後に頂点へ立ったのは、経験豊富な左腕だった。
トップシードとしてテレビ決勝に臨んだ小林は、落ち着いた投球で主導権を握る。挑戦者として勝ち上がってきた石田は地元ファンの大声援を受けながら悲願のホーム優勝を目指したものの、最後までレーンへの対応に苦しみ、本来の力を発揮できないまま試合終盤を迎えた。そして小林が10フレーム1投目でストライクを決めた瞬間、13年ぶりの優勝が決まった。
試合後、小林は「最優勝決定戦がある大会でトップシードになるのは初めて。有利だなと思って余裕を持って投げられたと思います」と振り返り、笑顔を見せた。
また、近年は自身が所属する44期生の優勝が少ない状況にも触れ、「今年より国スポの強化選手としてお世話になっている宮崎の方にも応援していただいているので、活躍して貢献できたら」と今後への思いも口にした。
一方の石田は、前戦・六甲クィーンズでも同期の金子萌夏との激戦の末に準優勝。そして今大会もホーム・アルゴボウルで決勝まで勝ち上がりながら、あと一歩のところで優勝には届かなかった。それでも関西2連戦を通じて安定した戦いを続け、地元ファンの期待に応える存在感を示したことは間違いない。優勝こそ逃したものの、その挑戦は今後のツアーへとつながる大きな財産となりそうだ。
六甲クィーンズでは金子萌夏が悲願のツアー初優勝を飾り、大岡産業レディースでは13年ぶりの復活優勝を遂げた小林あゆみが主役となった。若手の台頭とベテランの復活――対照的な二つのドラマが生まれた関西女子公式戦2連戦は、多くの見どころを残して幕を閉じた。
シーズン後半戦はさらに熾烈なタイトル争いへ突入する。勢いに乗る若手がそのまま新時代を築くのか、それとも経験豊富な実力者たちが意地を見せるのか。女子ツアーからますます目が離せない。