韓国女子ボウリング界にとって歴史的なシーズンとなった。韓国のリュ・ソヨンが2026 PWBAルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)を獲得。韓国人選手として初めてPWBAツアーに本格参戦したシーズンで、いきなり新人最高の栄誉を手にした。
新人王争いでは、リュが4万1,920ポイントを獲得。2位モーガン・クレマーの2万2,275ポイントに対して、実に1万9,645ポイントもの大差をつけた。初めて挑んだ世界最高峰の女子プロツアーで、その実力を数字でも強烈に証明する結果となった。
リュの挑戦が始まったのは今年4月。韓国人として初めてPWBAツアーに参戦すると、開幕戦では大会前の予選を勝ち抜いて本戦への出場権を獲得した。そこからわずか数カ月でツアーの上位争いに加わり、新人王争いでも他のルーキーを大きく引き離していった。
もっとも、世界の舞台を初めて経験する選手ではない。元韓国代表のリュは、世界選手権で5個、アジア大会で6個の金メダルを獲得してきた実力者。2010年の広州アジア大会だけでも4冠を達成するなど、韓国代表として数々の国際大会で結果を残してきた。
その実績を持って乗り込んだPWBAでも存在感は際立った。ペプシ・オープン終了時点までに5大会で賞金を獲得し、トップ12入りは4回、マッチプレー進出も4回。獲得賞金は2万770ドルで、シーズン総合ポイントランキングでも14位につけた。
中でも大きなインパクトを残したのが『PWBAバーバラ・クリスマン・クラシック』だった。同大会で5位に入り、韓国人ボウラーとして史上初めてPWBAのチャンピオンシップラウンドへ進出。タイトルには届かなかったものの、韓国からやって来たルーキーが優勝を争う最終ステージまで勝ち残った。
さらにリュは、シーズンを締めくくるメジャー大会『PWBAツアー・チャンピオンシップ』に出場する24選手にも名を連ねた。新人という枠を超え、ツアー全体でも上位クラスの成績を残していることを示している。
韓国代表として世界で数々のタイトルを獲得してきたリュ・ソヨン。しかし2026年は、それまでとは異なる新たな歴史を作ったシーズンとなった。韓国人初のPWBAツアー参戦、韓国人初のチャンピオンシップラウンド進出、そして新人王獲得。
初挑戦でいきなりPWBA新人王…。韓国女子ボウリング界を代表して世界最高峰のプロツアーへ踏み出したリュ・ソヨンは、その第一歩から強烈な足跡を残した。