予選21位から6連勝!ユハニ・トンテリが制覇、フィンランド勢4大会連続V

ユハニ・トンテリ

PBAプロボウラーであるフィンランドのユハニ・トンテリが8月23日、ヘルシンキのタリ・ボウルで行われた『2026インターナショナル・ハンマー・チャレンジ』で優勝した。決勝では同じフィンランドのヨンネ・カイスクを218-199で破り、賞金7,000ユーロ(約130万円)を獲得。予選21位から6試合を勝ち抜く見事な逆転劇でタイトルを手にした。

今大会には15カ国から291人が参加し、賞金総額は5万2,380ユーロ(約970万円)。トンテリは予選6ゲームで222、246、241、204、220、232をマークし、合計1,365ピンで21位だった。上位14人にはファイナルのシードが与えられたため、トンテリは早い段階から勝ち上がらなければならない厳しい状況からタイトルを目指すことになった。

しかし、ここからトンテリが強さを発揮した。最初のマッチでカイサ=リー・リーを3-1で下すと、ケビン・メリンにも3-1で勝利。続くエストニアのケルト・トルースとの一戦では3-2の接戦を制し、ベスト8でもスウェーデンのウィリアム・スベンソンを3-2で退けた。予選21位から一戦ずつ勝利を積み重ね、テレビ決勝の舞台までたどり着いた。

準決勝ではベン・ロビンソンと対戦し、235-198で快勝。もう一方の準決勝ではカイスクがクリストファー・ベルグ・ニルセンを269-173で破ったことで、優勝決定戦はフィンランド勢同士の対決となった。決勝ではトンテリが218をマークし、199のカイスクを19ピン差で下して優勝を決めた。

トンテリにとって、今回の優勝は特別なものとなった。タリ・ボウルで開催される主要国際大会でトップ4に入ることを長年目標にしてきたといい、優勝後には夢がかなったと喜びを表現。勝ち上がりのマッチプレーでは精神的に厳しい戦いが続いたものの、テレビ決勝まで進んだことでプレッシャーが和らぎ、最後は試合そのものを楽しむことができたという。

さらに興味深いのが、トンテリのボール選択だ。ハンマーが冠スポンサーを務める大会ということもあり、会場ではパープル系のウレタンボールを使用する選手が多く見られたが、トンテリは大会序盤にウレタンを試した後、早い段階でリアクティブボールへ変更。準決勝に残った他の3選手がウレタンを使用する中、トンテリはリアクティブで安定した投球を続け、最終的にタイトルをつかんだ。本人も今回のコンディションではリアクティブの方が適していたとの見方を示している。

そして今回の結果により、インターナショナル・ハンマー・チャレンジでは第1回から4大会連続でフィンランド勢が優勝することになった。2023年のイェンニ・ヘイノ、2024年のラミ・ムックラ、2025年のペッテリ・サロネンに続き、2026年はトンテリがタイトルを獲得。地元タリ・ボウルでフィンランド勢の強さが改めて際立つ大会となった。

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