『コロナワールドカップ2026プロボウリング男子新人戦』が8月29、30日の2日間、愛知県名古屋市のコロナキャットボウル中川店で開催され、株式会社ボウルスター所属の斎藤祐太プロ(61期)が優勝。新人戦に出場できる最後の年に、見事新人王のタイトルを手にした。
大会初日の予選では、公認会計士とプロボウラーという二足の草鞋を履く小野在由プロ(61期)が8ゲーム1,919ピン、アベレージ239.87でトップ通過。斎藤は1,896ピン、アベレージ237.00でわずか23ピン差の総合2位につけた。ともに新人戦ラストイヤーとなる61期の2人が予選ワンツーを形成し、最終日の戦いへと進んだ。
準決勝5ゲームを経て上位8名による決勝ラウンドロビンが行われると、1位通過を果たしたのは64期の久冨木広プロ(宮崎県スポーツ協会)。斎藤が2位、藤永北斗プロ(61期)が3位に入り、3名による決勝ステップラダーへ進出した。予選トップだった小野は最終4位となり、あと一歩のところでステップラダー進出を逃した。
ステップラダー初戦は、ともに61期の斎藤と藤永による同期対決。斎藤が218対194で藤永を下し、1位通過で待つ久冨木との優勝決定戦へ駒を進めた。新人戦最後の年を迎えた61期と、今年プロ入りした64期が新人王を懸けて激突することになった。
優勝決定戦は、互いに譲らないハイスコアゲームとなった。左投げの久冨木がストライクを重ねて260をマークする中、斎藤はそれをさらに上回る投球を披露。4フレーム目こそスペアとなったものの、前半からストライクを量産すると終盤まで勢いを落とさず278でフィニッシュ。278対260で久冨木を退け、新人王のタイトルを掴み取った。
斎藤にとって今回の優勝は、7月の『アントールカップ男子トーナメント2026』に続く今季2勝目で、通算3勝目。プロ入りした2023年から挑み続けてきた新人戦で、出場資格を持つ最後の年に初優勝を果たす劇的なフィナーレとなった。
一方、準優勝となった久冨木も、64期として新人戦初出場ながら大きなインパクトを残した。宮崎県スポーツ協会に所属し、国民スポーツ大会を見据えた競技力強化の一環として宮崎に招致されている選手の一人。本間由佳梨プロらと同様、宮崎の競技力向上を担う存在として活動する中、プロ入り初年度から決勝ラウンドロビンを1位で突破し、新人王まであと一歩に迫った。
最終順位は、優勝・斎藤祐太(61期)、準優勝・久冨木広(64期)、3位・藤永北斗(61期)。4位に小野在由(61期)、5位・山本青空(64期)、6位・石田智輝(61期)、7位・熊沢颯(64期)、8位・畑秀明(64期)が入った。
決勝ラウンドロビンに進出した8名の顔ぶれを見ると、61期と64期がそれぞれ4名ずつ。新人戦から卒業する世代と、今年プロの世界へ飛び込んだ新世代が真正面からぶつかる象徴的な大会となった。
その世代対決を制したのは、“ファイナルボス”斎藤祐太。予選2位から勝ち上がり、最後は278というビッグゲームで決着をつけた。新人戦ラストイヤーで掴んだ新人王のタイトルは、斎藤にとって「新人」として戦ってきた4年間を締めくくる最高の結果となった。