スウェーデンで、わずか4日間に3つのPBAリージョナルタイトルを争う新たな大会形式が誕生する。PBA Swedenは2027年1月28日から31日まで、スウェーデン・シェブデのロフト・ボウルで3大会を集中開催すると発表した。出場枠は72名で、1回のエントリーで3タイトルすべてに挑戦できる。主催者は今回の試みを『ミニWSOB(ワールドシリーズ・オブ・ボウリング)』と表現している。
開催されるのは、短期決戦の『PBA Sweden Cheetah』『PBA Sweden Scorpion』、そしてメイン大会となる『PBA Sweden Super Regional』の3大会。これまで各都市で週末ごとに開催していたリージョナル大会を一つの週末に集約し、複数のタイトルを争う形式へ変更する。
チーターとスコーピオンでは、それぞれ72名が36名ずつの2シフトに分かれて予選8ゲームを投球。上位16名がさらに4ゲームを行い、予選からの通算スコアで上位3名がステップラダー決勝に進出する。チーターは1月28日、スコーピオンは29日に予選が行われ、両大会の決勝は30日夜に開催される。
一方、スーパーリージョナルは4日間にわたる長丁場となる。28日から30日までの3日間で予選24ゲームを実施し、上位24名が31日のキャッシャーズラウンドへ進出。さらに8ゲームを加えた通算32ゲームの成績で上位5名を決定し、ステップラダー方式で優勝を争う。
賞金面でも注目を集める。3大会を合わせた賞金総額は28万2,000スウェーデンクローナ(約446万円)。このうちスーパーリージョナルの賞金総額は21万6,000スウェーデンクローナ(約341万円)で、優勝賞金は3万クローナ(約47万円)となる。決勝ラウンドに進出した24名全員に賞金が支払われる。
チーターとスコーピオンにも、それぞれ賞金総額3万3,000クローナ(約52万円)が用意される。スーパーリージョナルの優勝者には、2028年PBAワールドシリーズ・オブ・ボウリング(WSOB)への無料出場権と、2027年ストーム・ラッキー・ラーセン・マスターズ(SLLM)決勝ステップ1への進出権が与えられる。
さらにチーターとスコーピオンの優勝者にも、2028年WSOBの無料出場権、2027年SLLM決勝ステップ1への進出権に加え、PBAトーナメント・オブ・チャンピオンズの大会前予選への参加資格が与えられる。リージョナル大会での勝利が、PBAの大舞台へとつながる仕組みだ。
2027年のPBA Swedenは、今回のシェブデ大会と、8月20日から30日までヘルシンボリのオリンピア・ボウリングで開催されるSLLMの2本柱で構成される。SLLMではPBAナショナルタイトルが授与され、優勝者には2028年PBAトーナメント・オブ・チャンピオンズへの招待権が与えられる。また、年間ポイントランキング最上位者には、2027年PBAリージョナル・プレイヤーズ・インビテーショナルへの出場資格が与えられ、一般部門とシニア部門に各1枠が用意される。
シェブデ大会のエントリー受付は2026年11月1日に開始し、12月31日に締め切られる。参加費はPBA Sweden会員資格を含む5,000クローナ(約7万9,000円)で、PBA正会員は4,000クローナ(約6万3,000円)。IBF加盟国の選手で、PBAまたはPBA Swedenの会員資格を持つ選手が参加できる。定員は先着72名で、再エントリーは認められない。
4日間で3つのタイトルを決め、優勝者には世界最高峰のPBA大会への道も開かれる。従来のリージョナル大会とは異なる『ミニWSOB』形式が、ヨーロッパのボウリング界に新たな競争の舞台を生み出すことになりそうだ。