未成年者への性犯罪などの容疑で61歳男性を拘束!米ボウリング界で波紋

アメリカの警察 写真:Matt Popovich/提供:Unsplash

米国で、未成年者に対する性的犯罪などの容疑が記載された61歳の男性が拘束され、別の州への身柄移送に同意していたことが明らかになった。今回の事件をめぐっては、全国規模のボウリング大会で逮捕が行われたとする情報がSNS上で広まり、ボウリングコミュニティでも注目を集めている。一方、米国のボウリング界では青少年保護の安全基準を強化するよう求める声も上がっており、子供たちが安心して競技に参加できる環境づくりが改めて議論されている。

拘束されたのは、ジェフリー・ダグラス・マーク容疑者(61)。アーカンソー州ガーランド郡の拘置所記録によると、10月9日午後7時27分に同郡保安官事務所によって拘束された。拘束理由は州をまたぐ身柄引き渡しに関するもので、バージニア州への移送手続きが進められていた。

10月20日には、ガーランド郡巡回裁判所に身柄引き渡しへの同意書が提出された。マーク容疑者はバージニア州への移送に同意しており、裁判官も書類に署名した。この手続きは、容疑者を別の州へ移送するためのものであり、本人が犯罪行為を認めたことを意味するものではない。

注目されるのは、裁判所の書類に記載された容疑の内容だ。そこには、加重性的暴行や、監督・保護する立場にある人物による未成年者への不適切な性的行為に関する重罪容疑が含まれている。さらに、未成年者の非行を助長する行為や暴行に関する軽罪容疑も記載されている。ただし、いずれも現段階では容疑であり、有罪が確定したわけではない。

今回の事件がボウリング界で注目されるきっかけとなったのは、10月中旬にFacebook上で共有された投稿だった。アーカンソー州の拘置所への収容情報が再共有され、その際、全国規模のボウリング大会に連邦保安官が現れ、人物を逮捕したとする趣旨の情報が広まった。

しかし、実際に連邦保安官が逮捕に関与したのか、ボウリング大会の会場で身柄が拘束されたのかについては確認されていない。また、マーク容疑者が大会に選手やスタッフとして参加していたのか、競技団体とどのような関係にあったのかも明らかになっていない。現時点では、SNS上の情報と公的記録で確認できる事実を区別する必要がある。

一方、米国のボウリングコミュニティでは、青少年選手を守るための安全対策を強化するよう求める動きが取り上げられている。SNS上では「#ProtectOurYouth(若者を守れ)」というハッシュタグを掲げ、プロボウラーズ協会(PBA)に対し、プロ選手や大会スタッフへの身元調査の徹底と、安全対策に関する研修の義務化を求める声が上がっている。

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米国ボウリング協会(USBC)では、すでに青少年保護を目的とした「セーフスポーツ」と「登録ボランティアプログラム(RVP)」が導入されている。対象となる指導者や大会関係者などには、虐待防止に関する研修や犯罪歴などの身元調査が求められており、青少年選手が安心して競技に取り組める環境づくりが進められている。

今回の「#ProtectOurYouth」をめぐる問題提起では、こうした安全対策をPBAのプロツアーでも、より明確かつ統一的に適用すべきだという考えが示されている。特に、ジュニア選手と接する可能性のあるプロ選手やスタッフについては、知名度や競技実績にかかわらず、適切な事前審査を受けるべきだという主張がある。

ただし、今回のマーク容疑者の事件が「#ProtectOurYouth」運動の直接的な発端となったかどうかは確認されていない。また、PBAが現在どの範囲で安全審査や研修を実施しているのかについても、現行規則の詳細を確認する必要がある。今回の事件だけを根拠に、PBAの安全対策に不備があると結論付けることはできない。

ジュニア選手にとって、プロボウラーとの交流や大会への参加は、競技への意欲を高める貴重な機会である。その一方で、未成年者を守るための明確なルールと、関係者に対する適切な安全確認は欠かせない。今回の事件に関する司法手続きの行方とともに、米国ボウリング界における青少年保護の取り組みにも注目が集まる。

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