PBA World Series of Bowling XVIIの第2タイトル戦『PBA Chameleon Championship』で、アメリカのダレン・タンが歴史的優勝を果たした。決勝では世界的スターのジェイソン・ベルモンテを破り、自身2度目のPBAツアータイトルを獲得。さらに、“片手投げと両手投げの両方でPBAタイトルを獲得した史上初の選手”となった。
ダレン・タンは、2021年の初優勝時は片手投げスタイルだったが、2025年シーズンから両手投げへ転向。ツアーで苦戦が続く中での大きな決断だったが、その挑戦が今回ついに実を結ぶ形となった。
今大会でタンは第2シードとしてテレビ決勝へ進出。準々決勝から勝ち上がり、決勝では“両手投げの象徴”とも言えるジェイソン・ベルモンテと対戦した。
決勝はRace-to-Two(2勝先取方式)で行われ、タンはベルモンテを2-0のストレートで撃破。世界最高峰の舞台で、スタイル変更への批判や不安を結果で吹き飛ばした。
ダレン・タンはアメリカでも人気の高いPBA選手の一人で、YouTubeやSNSでも高い支持を集めている存在。近年はボールレビューやツアー舞台裏などの発信でも注目されていたが、今回の優勝によって“コンテンツクリエイター”ではなく、“本物のトッププレイヤー”として改めて世界へ実力を示した形となった。
今回の優勝は、単なるタイトル獲得以上の意味を持つ。近年のボウリング界では両手投げの台頭が続いている一方で、片手投げからの転向は極めて珍しく、多くの議論を呼んでいた。その中で、実際にPBAタイトルを獲得したことで、「スタイル変更は世界トップレベルでも通用する」という強烈な証明になった。
WSOBではこの後もScorpion Championship、Shark Championship、そしてPBA World Championshipが続く。歴史を塗り替えたダレン・タンが、この勢いのままさらなるタイトルを積み重ねるのか、注目が集まっている。