東海オープン閉幕。瀬戸翔が史上初の快挙!松永裕美は7年ぶりの歓喜で復活V

瀬戸翔 写真:JPBA

6月26日から28日までの3日間にわたり開催された『中日杯2026東海オープン ボウリングトーナメント』が閉幕した。男子は地元・三重県出身のアマチュア、瀬戸翔(アソビックスあさひ)が東海オープン史上初となるアマチュア優勝を達成。女子は37期生の松永裕美(ABS)が7年ぶりの優勝を飾り、かつて女子ツアーを席巻した実力者が見事な復活を果たした。

男子は予選2位から決勝ラウンドへ進出した瀬戸が、勝負どころで持ち前の集中力を発揮。東海オープン名物のグループラウンドロビンを勝ち抜くと、優勝決定戦では今季好調の60期生・原口優馬と対戦した。

一進一退の攻防が続く緊迫した優勝決定戦は、最後の一投まで勝敗の行方が分からない大接戦となった。レーンの変化を素早く読み取り、状況に応じたボールチェンジも的中させた瀬戸が200対198で競り勝ち、地元ファンの大歓声に包まれながら歴史的な優勝を飾った。

アマチュア選手が男子東海オープンを制するのは大会史上初。地元開催の大舞台で生まれた快挙は、大会の歴史に新たな1ページを刻む結果となった。

女子は、予選を170ピン以上リードしてトップ通過した中島瑞葵が優勝候補として注目を集めたが、準決勝、そして決勝グループラウンドロビンで流れが一変。準決勝までのスコアがリセットされる大会独自のフォーマットもあり、優勝争いは混戦となった。

その中で存在感を放ったのが、37期生の松永だった。準決勝から着実に順位を上げると、優勝決定戦では地元・東海地区の丹羽由香梨と対戦。難しいレーンコンディションの中でも冷静なゲーム運びを見せ、勝負どころでストライクを重ねて189対176で勝利した。

松永は2019年のジャパンオープン以来となる7年ぶりの優勝を飾り、大会3勝目、そして通算17勝目を達成。優勝後には「いろいろなことがあった。周りの人たちや仲間が、苦しかった時に支えてくれたおかげ」と感謝の思いを語った。永久シード獲得まで残り3勝となり、再び女子ツアーの主役へ返り咲く価値あるタイトルとなった。

東海オープン最大の特徴であるグループラウンドロビンは、準決勝までのスコアが持ち越されず、決勝進出した12名全員が横一線で争う独自のシステム。今年も予選トップ通過者がそのまま優勝するとは限らない大会の難しさと面白さを改めて印象付けた。

男子では大会史上初のアマチュア王者が誕生し、女子では三冠女王として一時代を築いた松永裕美が復活優勝。記録にも記憶にも残るドラマが詰まった2026年の東海オープンは、多くのファンの拍手に包まれながら幕を閉じた。

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