韓国プロボウリングツアー『2026 Happy700 平昌プロボウリング大会』が6月30日に江原道・平昌オリンピックボウリング場で行われ、今年プロ入りした左腕ルーキーのチェ・ウソプ(31期・チームトラック)が、劇的な逆転劇でプロ初優勝を飾った。
元韓国ナショナルチームで実業団でも活躍したチェは、今シーズンからプロツアーに参戦。決勝は通算5勝のパク・グヌ、通算2勝のキム・ドギョンとの3人同時対戦で行われ、実績では最も不利と見られていた。
試合は苦しい立ち上がりだった。チェは1フレームで7番ピンを残してオープンフレームとなり、2フレームもストライクを逃す。一方でライバル2人は序盤から連続ストライクを重ね、大きくリードを広げた。
しかし、チェはここから驚異的な反撃を見せる。3フレームからストライクを重ねると流れを完全に引き寄せ、8フレームでついに首位へ浮上。そのまま10フレームまで10連続ストライクを決める圧巻のボウリングを披露し、269点で逆転優勝を果たした。
準決勝でも267点をマークしていたチェは、テレビファイナル2試合で合計21個のストライクを記録。平均268点というハイレベルなパフォーマンスで、デビューシーズン初タイトルをつかみ取った。
優勝後、チェは「まだ初優勝したことが信じられません。本当にうれしく、感激しています。今年は何としても初優勝したいという気持ちが強かったので、この瞬間は本当に幸せです。序盤は苦しかったですが、自分ならできると信じ、最後まで諦めずに投げ続けました」と喜びを語った。
実は前大会の井邑(チョンウプ)カップでは、終盤に逆転を許して準優勝に終わっていたチェ。今回はその悔しさを晴らすような大逆転で頂点に立ち、ポイントランキングではトップ10入りを果たしたほか、新人王争いにも大きく前進した。
チェは「新人王は人生で一度しか挑戦できないタイトルなので、ぜひ獲得したいです。そして、いつか韓国最高の選手と認められる存在になりたい」と力強くコメント。デビューイヤーで初タイトルを手にした31期ルーキーが、韓国男子ツアーの新たな主役として大きな一歩を踏み出した。