皆さん、こんにちは。JPBA女子プロボウラーの堀井春花です。
「プロボウラーになった理由は何ですか?」と聞かれたら、私は迷わず「ボウリングが好きだからです」と答えます。もちろん、その気持ちに嘘はありません。ここまで続けてこられたのも、ボウリングが好きだったからです。
ですが、「好き」という気持ちだけでは続けられない日もたくさんありました。思うようにスコアが出ない日、狙ったスパットにボールが通らない日、毎日練習をしていても自分の納得する結果が出ない日。好きだからこそ、思い通りにならないことが余計に悔しく感じることもあります。
ボウリングをすること自体が嫌になったり、「もうやめたい」と思ったりしたことも何度もあります。好きで始めたはずなのに、うまくいかない時間が続けば、その気持ちさえ分からなくなってしまうことがあります。
それでも、私はボウリングを続けてきました。
もちろん、勝ちたいという気持ちはあります。プロボウラーとして仕事で投げている以上、結果を求める気持ちもあります。でも、それだけがここまで続けてこられた理由ではありません。
気づけば、ボウリングがいつも隣にある生活が当たり前になっていました。うまくいく時も、うまくいかない時もボウリングと向き合ってきたからこそ、いつの間にか私にとってかけがえのない存在になっていたのだと思います。
ボウリングを続けてきたことで、競技以外にもたくさんのことを学びました。すぐに結果が出なくても続ける忍耐力や、思い通りにならない時に必要になる冷静さ。そして何より、ボウリングを通じてたくさんの方との出会いにも恵まれました。
プロになって約6年になりますが、今でも学ぶことはたくさんあります。昨日できたことが今日はできなかったり、何度練習してもうまくいかなかったことが、長い時間をかけてようやく身についたりすることもあります。
だからこそ、ボウリングは難しい。そして、難しいからこそ面白いのだと思います。
簡単に思い通りにならないから悩むし、練習もします。それでも続けていると、少しずつできることが増えていく。その繰り返しがあるから、またボウリングをしたい、もっと続けたいと思えるのかもしれません。
ずっと好きでいるために、無理をして続ける必要はないとも思っています。ボウリングが嫌になった時や苦しくなった時には、少し離れる時間があってもいいと思います。
大切なのは、少し離れたあとにもう一度ボウリングをした時、「やっぱり楽しいな」と思えること。その気持ちが残っているなら、それが自分にとっての「好き」なのだと思います。
私自身、これから先あと何年ボウリングができるのかは分かりません。これからも思うようにいかない日はあるでしょうし、悩むこともきっとあると思います。それでも、私がプロボウラーになった原点は変わりません。
「ボウリングが好きだから」…とてもシンプルな理由ですが、結局それが、ここまで私をボウリングにつなぎ続けてくれたものなのだと思います。
これからも一投一投を大切にしながら、自分の「好き」という気持ちと真っ直ぐ向き合っていきたいです。そして、どれだけ長く続けても、ボウリングをした時に「やっぱり楽しいな」と思える気持ちを大切にしていきたいと思います。