PBAを代表する名選手クリス・バーンズが、2026年PBA50ツアーの最後に大きな栄冠を二つ手にした。
8月8日、米ウェストバージニア州モーガンタウンで開催されたシーズン最終戦『ジョニー・ペトラリアBVL PBA50トーナメント・オブ・チャンピオンズ』で、バーンズがステップラダー決勝を勝ち抜いて優勝。この勝利により、自身初となるPBA50年間最優秀選手の座も逆転で獲得した。
大会前の年間ポイントランキングではトム・ヘスが首位に立ち、バーンズは追う立場にあった。年間最優秀選手になるためには今大会での優勝が必要という厳しい状況だったが、3位でステップラダーへ進出すると、ここから勝負強さを発揮する。
初戦ではPBA50世界選手権覇者トム・ドアティーを217-208で撃破。続く準決勝ではフィンランドの名手ミカ・コイブニエミを相手に8連続ストライクを決め、269-236で勝利した。
そして優勝決定戦ではトップシードのトロイ・リントと対戦。リントが序盤から5連続ストライクを決める展開にも動じず、最後は236-213で勝利した。ステップラダーで実力者3人を立て続けに破り、自らの手で大会タイトルと年間最優秀選手の二つをつかみ取った。
今回の優勝は、バーンズの長いキャリアに新たな記録も加えた。PBAツアーでは2006年にトーナメント・オブ・チャンピオンズを制しており、それから20年を経てPBA50でも同大会を制覇。さらにPBA50通算10勝目となり、アムレット・モナチェリと並ぶタイトル数に到達した。
バーンズは6月のPBA50ファイアレイク・クラシックでも優勝するなど、シーズン終盤に存在感を発揮。最後は「優勝しなければ年間最優秀選手に届かない」という大一番で結果を残した。
長年にわたり世界トップレベルで戦ってきた名ボウラーが、シーズン最終戦で見せた圧巻の勝負強さ。2026年のPBA50ツアーは、クリス・バーンズの劇的な逆転で幕を閉じた。