米国アイオワ州で、高校のボウリングチームを指導していたコーチが、15歳の少女を装った警察のおとりアカウントに性的なメッセージなどを送ったとして逮捕され、複数の罪に問われていることが明らかになった。
現地メディアKCRGによると、逮捕されたのはシーダーラピッズ在住のスコット・ベイダー容疑者(56)。ベイダー容疑者は、同市のケネディ高校でボウリングチームのコーチを務めていた人物で、未成年者の性的搾取、グルーミング、未成年者を性的行為に誘引した罪などに問われている。
今回の事件は、ニュートン警察が児童を狙う犯罪の摘発を目的に実施していたオンラインのおとり捜査によって発覚した。捜査員はメッセージアプリ上で15歳の少女を装ったアカウントを使用しており、刑事告訴状によると、ベイダー容疑者は相手が15歳だと認識した後も性的な内容を含むメッセージを送ったとされている。
警察はその後、アカウントに関する記録を取得し、メールアドレスやIPアドレスなどからベイダー容疑者を特定。自宅で事情を聴いた際には、自身のアカウントでメッセージを送ったことを認めたと報じられている。
今回、ボウリング界にとって特に重く受け止められるのは、容疑者が高校生を指導するボウリングコーチという立場にあったことだ。シーダーラピッズ・コミュニティ学区はKCRGの取材に対し、ベイダー容疑者が同学区のコーチだったことを認め、現在は捜査の結果を待つ間、休職扱いとしていることを明らかにした。
ベイダー容疑者はジャスパー郡刑務所に収容されており、保釈保証金は3万7,000ドル(約590万円)に設定された。予備審問は17日に予定されている。
ボウリングは米国の学校スポーツでも若い選手たちが参加する競技であり、コーチは技術指導だけでなく選手の安全を守る立場でもある。今回報じられた容疑は競技中の選手に対する行為として報じられたものではないものの、未成年者と接する立場にあった高校ボウリングコーチが重大な容疑で逮捕されたことは、ボウリングコミュニティにとっても看過できない事件となっている。
なお、現時点で報じられている内容は警察や刑事告訴状などに基づく容疑であり、ベイダー容疑者の有罪が確定したものではない。今後、司法手続きの中で事実関係が審理されることになる。