日系ボウラーのエマ・イワザワが、世界最高峰の女子プロボウリングツアー「PWBA」に初挑戦した。米国で開催された「2026 PWBAクリーブランド・オープン」(8月12日〜13日)と「2026 PWBAペプシ・オープン」(8月14日〜15日)の2大会に出場。世界各国のトップ選手が集まる舞台で厳しい結果も経験した一方、2戦目では予選第1ラウンドを35位で終えるなど、初めてのPWBAで確かな一歩を刻んだ。
プラハ出身のイワザワは、日本人とチェコ人の両親を持つ日系ボウラー。チェコ代表として国際舞台でも経験を積んできたが、今回はさらに大きな舞台となるPWBAへ初挑戦し、世界トップクラスの女子ボウラーたちと同じレーンに立った。
PWBAデビュー戦となったのが、米オハイオ州パーマハイツのヨークタウン・レーンズで開催されたクリーブランド・オープンだった。しかし、初めて足を踏み入れた世界最高峰の舞台は甘くなかった。予選を最下位で終え、本場アメリカのボウリングに圧倒される厳しいスタートとなった。
それでも、イワザワの挑戦はそこで終わらなかった。続いて同会場で開催されたPWBAペプシ・オープンにも出場すると、クリーブランド・オープンから一転して予選序盤からスコアをまとめた。
予選第1ラウンドでは189、190、207、196、215、235。後半にスコアを伸ばし、6ゲーム合計1,232ピン、アベレージ205.33を記録した。第1ラウンド終了時点では35位につけ、わずか数日前にデビュー戦で最下位を経験したイワザワが、早くも世界最高峰の舞台で変化を見せた。
特に第6ゲームでは235をマーク。初めて経験するPWBAの環境やレーンへの対応が求められる中、トップ選手たちが並ぶフィールドで自身のボウリングを見せる時間帯を作った。
しかし、続く予選第2ラウンドでは思うようにスコアを伸ばすことができず、12ゲーム終了時点で出場83選手中66位。上位16名が進出する決勝トーナメントには届かず、クリーブランド・オープンに続いて予選敗退となった。
結果だけを見れば、初めてのPWBA挑戦は2大会とも予選敗退。それでもイワザワ自身は、世界最高峰の舞台で得た経験を前向きに受け止めている。
大会後には自身のFacebookを更新し、「世界最高峰の舞台で初めて戦うことができた。競技する機会を得られたこと、経験を積めたこと、そして最高の選手たちから学べたことに本当に感謝しています」と振り返った。
世界各国の実力者が集まり、女子ボウリング最高峰のプロツアーとして戦いが繰り広げられるPWBA。その舞台に、日本人とチェコ人のルーツを持つイワザワが初めて足を踏み入れたことは、日本のボウリングファンにとっても興味深い挑戦となった。
デビュー戦では最下位という厳しい現実を経験しながら、次戦では最初の6ゲームで1,232ピンを打ち、一時35位まで浮上。最終結果には結びつかなかったものの、世界トップレベルとの距離を実際のレーンで知り、その中で手応えもつかんだ。
「最高の選手たちから学べた」と語ったエマ・イワザワ。日系ボウラーとして初めて経験したPWBAの舞台を糧に、今回の一歩が次の挑戦へどうつながっていくのか注目される。