米国ロードアイランド州クランストンのボウリング場で、銃を所持していたとされる19歳の男を含む3人が逮捕される事件が発生した。警察が現場から回収した銃は装填された状態で、さらにサウスカロライナ州で盗難届が出されていたものだったことが判明している。
事件が起きたのは8月15日夜、クランストンにあるボウリング場「ラングス・ボウララマ」。午後10時44分ごろ、拳銃を持った人物がいるとの通報を受け、警察官が現場へ急行した。通報者によると、男は白いバックパックの中に拳銃を所持し、ボウリング場内にいる人物を傷つける意図があると受け取れる発言をしていたという。
現場に到着した警察官は、クランストン在住のジェイデン・ロドリゲス容疑者(19)を発見。警察によると、ロドリゲス容疑者自身もバックパックの中に銃が入っていることを認めたという。
警察官がロドリゲス容疑者を拘束しようとしたところ、もみ合いに発展。さらに、一緒にいた複数の人物が警察官を押すなどして逮捕を妨害したとされる。事態を受け、ロードアイランド州警察とプロビデンス警察も応援に駆けつけた。
最終的にロドリゲス容疑者のほか、ウーンソケット在住のイスマエル・モンジ容疑者(19)、マサチューセッツ州在住の16歳の少年が逮捕された。モンジ容疑者と16歳の少年は、治安紊乱行為や公務執行妨害、逮捕への抵抗などの罪に問われている。少年はその後、保護者に引き渡された。
一方、ロドリゲス容疑者には拳銃携帯に必要な許可に関する違反、盗難銃器の所持、半自動銃の改造、治安紊乱行為、逮捕への抵抗など複数の容疑がかけられている。
さらに警察がバックパックから回収した拳銃を調べたところ、弾が装填された状態だったうえ、サウスカロライナ州で盗難届が出されていた銃だったことが判明した。
クランストン警察は、銃の存在に気づいてすぐに通報し、容疑者の特徴や居場所など詳しい情報を提供した人物の行動を高く評価。マイケル・ウィンクイスト警察署長は、この通報と警察官による対応がなければ「悲劇に終わっていた可能性がある」との認識を示した。
多くの人がスポーツやレジャーを楽しむボウリング場で発生した今回の事件。実際に銃撃が起きる前に警察が介入し、装填された盗難銃を回収したことで、最悪の事態は回避された形となった。