なぜボウリングは落選?IBFも理由分からず…ワールドゲームズ2029巡り説明求める

国際ボウリング連盟(IBF)

2029年にドイツ・カールスルーエで開催される『ワールドゲームズ2029』の正式競技からボウリングが外れた問題で、国際ボウリング連盟(IBF)が、その具体的な理由について国際ワールドゲームズ協会(IWGA)に説明を求めていることが分かった。ボウリングは2025年成都大会に続き2大会連続で姿を消すことが決まったが、IBF側もなぜ採用されなかったのか明確な回答を得られていないという。

ボウリングは今年4月の段階では、野球・ソフトボール、ラケットボール、サンボとともに追加競技の候補として検討が続いていた。しかし最終的には野球・ソフトボールの「ベースボール5」とサンボが追加され、ボウリングとラケットボールは36競技の最終プログラムから外れた。

BowlingLifeの取材に対し、IBFのマイケル・シーモアCEOは、9月2日にIWGAのアンナ・アルザノワ会長から不採用を知らせる書簡を受け取ったことを明らかにした。その中では、IWGAが4カ月以上にわたりボウリングを競技プログラムに加えるための働きかけを行ったものの、カールスルーエ大会の組織委員会が提案を受け入れなかったと説明されていたという。

しかし、なぜ組織委員会がボウリングを受け入れなかったのかは明らかになっていない。シーモアCEOは「組織委員会の立場と、特にボウリングを受け入れることができなかった主な要因をより深く理解するため、IWGAとの会議を要請した」と説明している。

一方、IWGAのカミーユ・バスティン広報責任者は、競技選定ではスポーツ面、運営面、戦略面、組織面など複数の要素が考慮されたと説明。今回の落選について、ボウリングまたはIBFが「特定の一つの条件を満たせなかった」ことが原因ではなく、大会全体の競技構成や開催地の事情などを含めた総合的な判断だったとしている。

気になるのは、2025年成都大会での落選との関係だ。当時はIWGAから、前大会後の振り返りや申請プロセスにおいてIBFとのコミュニケーションが取れなかったことが問題として指摘されていた。しかしIWGAは今回について、2025年大会と同じ問題によるものではないと説明。2029年大会の選考過程ではIWGAとIBFの関係やコミュニケーションが改善し、IBF内部でもスタッフ変更を含む組織・構造面の変化があったとしている。

IBF側も、必要な情報を期限内に提出し、IWGAとの会議や協議にも参加するなど、求められた対応はすべて行ったと主張している。それでも最終的にボウリングは選ばれず、具体的な落選理由もまだ見えていない。

さらにIWGAは、将来のワールドゲームズ復帰に向けても「この条件を満たせば採用される」という明確な道筋はないとの考えを示した。選考基準への適合やIWGAとの継続的な連携は重要だが、それだけで出場が保証されるわけではなく、各大会の競技全体のバランスや開催都市の事情も判断材料になるという。

ボウリングは1981年の第1回大会から2022年までワールドゲームズの競技として採用され続けてきた。しかし2025年、そして2029年と2大会連続で不採用となった。復帰を目指すにも、まず「なぜ外されたのか」が分からなければ改善すべき点も見えてこない。IBFがIWGAとの協議によって具体的な理由をどこまで明らかにできるのか、今後の動きが注目される。

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