みなさま、こんにちは。プロボウラーの堀井春花です。今回は少しだけ「もしも」のお話です。「もし、プロボウラーになっていなかったら、私は何をしていたんだろう?」。ふと、そんなことを考えることがあります。
今はプロボウラーとして、全国のボウリング場で皆さまと一緒に投球したり、トーナメントに出場したり、たくさんの方とボウリングを通して交流させてもらっています。プロになってからはボウリング中心の生活になり、今ではそれが私にとって当たり前の毎日になりました。
でも、子どもの頃からずっと「絶対にプロボウラーになる!」と決めていたわけではありません。小学生の頃は、お花屋さんになりたいと思ったり、プロボウラーになりたいと思ったり、その時々でいろいろな夢を持っていました。
そして高校生になると、プロボウラーではなく「子どもに関わる仕事がしたい」と考えるようになりました。その思いから大学では、保育士と幼稚園教諭を目指して勉強していました。だから、もしプロボウラーになっていなかったら、今頃は保育士や幼稚園の先生になっていたのかもしれません。
大学時代は授業だけでなく、実習を通して実際に子どもたちと接する機会もありました。子どもたちと遊んだり、一緒にお昼ご飯を食べたり、その成長をそばで見守ったり。もし別の道を選んでいたら、そんな毎日を送っていたのかな、と想像することがあります。
保育士や幼稚園の先生とプロボウラー。一見すると、まったく違う仕事ですよね。でも、今になって考えてみると、意外と共通している部分もあるように感じます。それは、どちらも「人と関わる仕事」だということです。
ボウリングを教える時も、相手によって伝え方を変えることがあります。同じ内容でも、言葉や伝え方が少し違うだけで、受け取り方や意識が変わることもあります。大学で学んだことが、そのままプロボウラーとしての活動につながっているわけではありませんが、人と接することや、相手に合わせて伝えることの大切さは、今の自分にもどこか生きているのかもしれません。
そして、もう一つ思うことがあります。もしプロボウラーになっていなかったとしても、「好きなことにはとことん夢中になる」という部分は、きっと変わっていなかっただろうなということです。昔から、好きになったことやハマったことには手を抜かず、とことんやるタイプでした。
それは今も変わりません。気がつけば、ほぼ毎日のようにボウリングをしています。それくらい夢中になれるものに出会えたことは、とても幸せなことだと思っていますし、プロボウラーになったからこそ経験できたことや、出会えた方もたくさんいます。
もしプロボウラーになっていなかったら、どんな毎日を送っていたのでしょう。子どもたちに囲まれて先生をしていたのか、それともまったく違う道を歩いていたのか。もちろん、本当のところは分かりません。でも、こうして想像してみると、それもまた少し面白いですよね。
いろいろな可能性があった中で、私はプロボウラーという道を選び、今こうしてボウリングを通してたくさんの方と出会うことができています。いつかまた何年か先に今を振り返った時、「プロボウラーになって良かった」と今以上に強く思えるように、これからも自分らしく、一つひとつのことに全力で取り組んでいきたいと思います。