ドイツ・ミュンヘン近郊のブルンタールで開催されている『IBFワールドカップ2026』は10月18日、男女シングルスの決勝が行われ、女子はフランスのマノン・クレマン、男子は香港のジョヴィ・マーが金メダルを獲得した。特に16歳のクレマンは、ボウリングワールドカップ史上最年少の優勝者となる快挙を達成した。
今大会は10月12日から21日まで、マックス・ミュンヘン・ボウリングを会場に開催されている。シングルスの決勝トーナメントは3ゲーム2勝先取方式で争われ、各国の代表選手が世界一の座を懸けて対戦した。
女子決勝では、クレマンが前回大会の女王であるマレーシアのナターシャ・ロスランと激突した。第1ゲームはクレマンが231対198で先取したものの、第2ゲームではロスランが206対147で反撃。勝負は最終第3ゲームにもつれ込んだ。
決着の一戦ではクレマンが204対168で勝利し、ゲームカウント2対1で優勝を決めた。前回王者の追い上げを振り切り、16歳にして世界の頂点に立った。
これまでの最年少優勝記録は、1995年にブラジル・サンパウロで開催された大会を17歳で制したイングランドのジェマ・バーデンが保持していた。クレマンはその記録を更新し、ボウリングワールドカップの歴史に新たな名前を刻んだ。
クレマンは今年、フランスのグラン=ケヴィイで開催された『BowlinGP Series Youth』でも、U17とU21の合同女子カテゴリーで優勝している。ユース世代で実績を積み重ねてきた若手が、世界のトップ選手を相手に大きな結果を残した。
女子の銀メダルはロスランが獲得し、銅メダルはアメリカのシャノン・プルホウスキーとスウェーデンのノラ・ヨハンソンが手にした。
一方、男子決勝では香港のジョヴィ・マーがフランスのグレゴリー・リウスと対戦。第1ゲームを202対201というわずか1ピン差で制すると、第2ゲームも203対198で勝利し、ゲームカウント2対0で金メダルを獲得した。
マーは準決勝でもオランダのマタイス・ベフェルダムを211対202、218対213のストレートで下していた。決勝を含む最後の2試合をいずれも2連勝で突破し、世界王者の座をつかんだ。
敗れたリウスは銀メダルとなり、ベフェルダムとノルウェーのマティアス・ダニエルセン・オッティングが銅メダルを獲得した。
男女ともにフランス勢が決勝へ進出した今大会のシングルス。女子ではクレマンが歴史的な最年少優勝を果たし、男子ではマーが1ピン差、5ピン差という接戦を勝ち切った。シングルスの全日程が終了し、大会は10月21日の最終日に向けてチーム戦へと舞台を移す。