コスタリカの首都サンホセで開催されている『2026 PANAMボウリング・チャンピオン・オブ・チャンピオンズ』で10月29日、女子ダブルスが行われ、米国代表のジョーダン・スノッドグラスとクリスタル・エリオットが金メダルを獲得した。11チームが出場した競技で、米国ペアは合計3,533ピン、アベレージ220.8を記録。終盤にはカナダ代表の猛追を受けたものの、最終ゲームで勝負強さを発揮し、75ピン差で頂点に立った。
大会は10月26日から31日まで、コスタリカ・カントリークラブ内のボウリングセンターで開催されている。今回の女子ダブルスは各選手が8ゲームを投球し、2人の合計16ゲームのスコアで順位を決定する方式。米国ペアは序盤から上位を維持し、金メダル獲得へ向けて好位置につけていた。
しかし、優勝争いは最後まで予断を許さない展開となった。カナダ代表のジェイド・コテとマリッサ・ネイラーが終盤に追い上げ、最終ゲーム開始時点で米国との差はわずか33ピンに縮まった。男子ダブルスでは米国が終盤に逆転を許して銀メダルに終わっていただけに、女子でも同じ展開が繰り返される可能性があった。
それでも、米国ペアは最後のゲームで実力を発揮した。エリオットは第4フレームから第8フレームまで5連続ストライクを記録し、スノッドグラスも最初の7フレームで5つのストライクをマーク。エリオットが232点、スノッドグラスが223点を記録し、2人で455ピンを積み上げた。
この結果、米国は合計3,533ピンで優勝。カナダのコテ、ネイラーペアは3,458ピンで銀メダルとなり、アルバ代表のカミラ・ダマーズとアビゲイル・ダマーズが3,330ピンで銅メダルを獲得した。カナダの追い上げを最後に突き放した米国が、金メダルを手にする結果となった。
個人成績では、30歳のスノッドグラスが8ゲーム合計1,790ピン、アベレージ223.8を記録。最高スコアは第3ゲームの257点で、全8ゲームを200点以上でまとめる安定した投球を見せた。一方、25歳のエリオットは合計1,743ピン、アベレージ217.9を記録し、第5ゲームには257点をマークした。
優勝後、スノッドグラスは米国代表として再び金メダルを獲得できた喜びを語った。約1週間前にドイツで行われたIBFワールドカップでは、米国女子チームは銅メダルに終わっていたこともあり、今回の優勝は特別な意味を持つものとなった。また、エリオットとはこれまでペアを組んだ経験がなかったものの、練習を通じて互いの特徴を理解し、それを試合で生かせたと振り返った。
エリオットも、パートナーとのコミュニケーションが勝因の一つだったと説明。互いに助け合いながら楽しく競技できたことを喜び、2年前のダブルスでは表彰台に届かなかった経験があるだけに、今回の金メダルは格別だと語った。
最終ゲームを前にリードが縮まった場面について、スノッドグラスは他チームのスコアを追うよりも、自分たちができる最高の投球に集中していたと説明した。エリオットも同様に、相手の結果を気にするのではなく、2人のコミュニケーションを維持しながら投球することを重視していたという。
今大会では41フィートの専用オイルパターンが採用されており、米国ペアはレーンコンディションへの対応でも成果を見せた。スノッドグラスは、米国代表のアシスタントコーチを務めるケリー・キューリックのサポートによって、適切なアジャストやボール選択ができたことにも触れている。
女子ダブルスを制した2人は、続く女子シングルスにも出場する。10月30日に第1ラウンド、31日に第2ラウンドとメダル決定が予定されており、ダブルスに続く金メダル獲得を目指す。スノッドグラスはシングルスにも自信を示しており、エリオットとともに表彰台に立つことを目標に掲げた。
米国代表にとって、男子ダブルスでの銀メダルに続く女子ダブルスでの金メダル獲得となった。大会は31日まで続き、今後の女子シングルスでも米国勢の活躍に注目が集まる。