ジャパンオープン2026女子、PWBAメジャー3勝のロドリゲスが初優勝!小林あゆみは準優勝

マリア・ホセ・ロドリゲス(左)写真:Bowling Agent

愛知県稲沢市の稲沢グランドボウルで開催された『第48回STORMジャパンオープンボウリング選手権』は、11月3日に最終日を迎え、女子クイーンズの優勝者が決定した。頂点に立ったのは、コロンビア出身のマリア・ホセ・ロドリゲス(37歳)だ。今大会ではアマチュアとして登録されているものの、米国女子プロボウリングツアー『PWBA』でメジャー大会3勝を誇る実力者。ジャパンオープン初出場ながら決勝ステップラダーを勝ち抜き、JPBA44期の小林あゆみとの再優勝決定戦を制して初優勝を飾った。小林が準優勝、アマチュアの入江菜々美が3位に入った。

ロドリゲスは、世界の女子ボウリング界で豊富な実績を持つ選手だ。2014年にはUSBCクイーンズで優勝し、2018年と2023年にはPWBAツアーチャンピオンシップを制覇。PWBAでの通算3勝はいずれもメジャータイトルで、コロンビア代表としても世界選手権など数々の国際大会でメダルを獲得してきた。今回のジャパンオープンではアマチュア部門からの出場となったが、国際舞台で実績を積み重ねてきた選手が日本の大舞台でもその実力を発揮した形となった。

10月31日に開幕した今大会には、女子108チーム、計432人が参加。4人チーム戦、ダブルス戦、シングルス戦を経て、クイーンズ予選には100人が出場した。予選8ゲームの上位32人が11月3日の準決勝へ進み、通算14ゲームの成績で選ばれた8人が決勝ラウンドロビンに進出。さらに上位3人による決勝ステップラダーで優勝者が決定した。

ロドリゲスはクイーンズ予選を1,810ピンの6位で通過したものの、準決勝では通算3,065ピンの8位となり、最後の決勝ラウンドロビン進出枠を確保した。しかし、ここから世界トップレベルの実力を見せつける。決勝ラウンドロビンでは第5ゲームで300点のパーフェクトゲームを達成し、大きく順位を上げて2位で決勝ステップラダーへの進出を決めた。

決勝ステップラダーの3位決定戦では、アマチュアの入江菜々美と対戦した。入江は女子4人チーム戦で「可愛いが正義」のメンバーとして優勝し、クイーンズ予選でも首位通過を果たすなど、今大会で存在感を示していた。しかし、ロドリゲスはこの一戦を223対188で制し、トップシードの小林あゆみとの優勝決定戦へ駒を進めた。

小林は予選を2位で通過すると、準決勝では通算3,228ピンで首位に浮上。決勝ラウンドロビンでもトップシードを確保し、優勝決定戦でロドリゲスを迎え撃った。最初の対戦では、ロドリゲスが232点、小林が225点を記録。わずか7ピン差でロドリゲスが勝利したものの、トップシードの小林が敗れたため、大会規定により再優勝決定戦が実施された。

そして迎えた再優勝決定戦でも、ロドリゲスが強さを発揮した。序盤からストライクを重ねて主導権を握り、257点を記録。小林の193点を上回り、64ピン差で勝利した。決勝ステップラダーで3連勝を飾り、初出場のジャパンオープンで初優勝を成し遂げた。

ロドリゲスは1989年1月25日生まれの37歳で、右投げの選手。PWBAには2015年から参戦しており、2014年のUSBCクイーンズ優勝を皮切りに、2018年と2023年のPWBAツアーチャンピオンシップでも頂点に立っている。特に2023年の優勝は自身3度目のメジャータイトルとなり、世界トップクラスの選手としての実績をさらに積み重ねた。

また、コロンビア代表として2019年の世界選手権ではチーム戦とオールエベンツで金メダルを獲得。2022年のボリバリアンゲームズでもシングルス、ダブルス、チーム戦で金メダルに輝くなど、国際大会でも数々の結果を残している。今大会での優勝は、こうした豊富な経験と実力を改めて証明するものとなった。

一方、準優勝の小林あゆみは、予選から決勝まで安定した成績を残した。準決勝では首位に浮上し、決勝ラウンドロビンでもトップシードを守ったが、優勝決定戦でロドリゲスに連敗。あと一歩のところでタイトル獲得を逃したものの、今大会を通じて高い競技力を示した。

3位の入江菜々美も、今大会で大きな活躍を見せた。女子4人チーム戦では「可愛いが正義」のメンバーとして優勝し、クイーンズ予選では1,887ピンで首位通過。準決勝も2位で突破し、決勝ステップラダーまで進出した。最後はロドリゲスに敗れたものの、アマチュアとして堂々の3位入賞を果たした。

女子クイーンズの最終順位は以下の通り。

1位:マリア・ホセ・ロドリゲス(PWBA選手・大会アマチュア登録)
2位:小林あゆみ(44期)
3位:入江菜々美(アマ)
4位:幸木百合菜(53期)
5位:関根井文音(アマ)
6位:澤野澪(アマ)
7位:井﨑寛菜(56期)
8位:太琳華(56期)

4位にはJPBA53期の幸木百合菜が入り、5位にはアマチュアの関根井文音、6位には同じくアマチュアの澤野澪が続いた。7位はJPBA56期の井﨑寛菜、8位は同じく56期の太琳華となった。ロドリゲスは大会規定上のアマチュア部門でもベストアマチュアに選ばれ、総合優勝と合わせて表彰された。

準決勝8位から決勝ラウンドロビンで2位へ浮上し、さらに決勝ステップラダーで3連勝。ロドリゲスは初出場のジャパンオープンで見事な逆転優勝を成し遂げた。決勝ラウンドロビンでのパーフェクトゲーム、そして再優勝決定戦での257点という投球は、今大会の女子クイーンズを象徴する場面となった。

国内外のプロとアマチュアが競い合った4日間。女子クイーンズは、PWBAメジャー3勝の実績を持つロドリゲスが日本の大舞台でもその強さを証明し、初挑戦で頂点に立つという印象的な結末を迎えた。

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