USBC Queens女王が誹謗中傷に怒り「髪型で性別は決まらない」

エリン・マッカーシー 写真:USBC

USBC Queensを制したエリン・マッカーシーが、自身への誹謗中傷に対し強いメッセージを発信した。優勝から一夜明けた5月22日、自身のFacebookで長文を投稿し、外見に対する中傷や偏見に苦言を呈している。

マッカーシーはまず、今回の優勝について振り返った。ボウリング業界でブランド変更を行う難しさに触れながら、「こんなに早く成功できるとは思っていなかった」とコメント。大会期間中に支えてくれたボールレップたちへの感謝も綴り、「“ボールレップ”という存在は、今ではそれ以上の意味を持っている」と語った。

その一方で、USBC Queens王者となった翌朝、彼女は複雑な感情を抱えていたという。祝福メッセージが届く中、SNSでは自身の外見について心ないコメントも相次いだ。

マッカーシーは投稿の中で、「なぜ短髪の女性がメジャータイトルを獲得すると問題になるのか理解できない」と率直な思いを吐露。「髪型で性別は決まらない」「私は生まれた時から女性であり、自分の身体を変えたことも、変えたいと思ったこともない」と明言した。

さらに、「私の成功が、誰かの無知によって汚されなければならないのか」と疑問を投げかけ、「ネット上で攻撃してくる人たちが、私の価値を奪うことは絶対にできない」と強調した。

また、一度は公の場で中傷し、その後個別に謝罪してきた人々についても言及。「謝罪は確認したが、受け入れることはない」とした上で、「謝る前に、まずはもっと良い人間になってほしい」と厳しい言葉を投げかけた。

投稿の後半では、家族や友人、スポンサーへの感謝も綴っている。「このスポーツは人間関係が全て。支えてくれる人がいるから成功は特別なものになる」とコメント。最後は「数日休んだら次の大会へ向かう」と前向きに締めくくった。

今回の投稿は、単なる個人への誹謗中傷問題にとどまらず、女性アスリートに対する外見偏重やSNS上の差別的言動についても、大きな問題提起を投げかけている。

近年、ボウリング界では女子選手たちの活躍が世界的に注目を集めている。その中で、世界タイトルを勝ち取った選手が“競技”ではなく“見た目”で語られる現状に対し、マッカーシーは真正面から声を上げた形だ。

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