オーストラリアのジュニアボウリング界に、新たな歴史が誕生した。ニューサウスウェールズ州の12歳、ゼイン・ラヒムが「2026 TBAジュニア・ナショナル・マスターズ」を制し、大会55年の歴史で最年少優勝を達成したことが明らかになった。
ラヒムは決勝トーナメント進出までの道のりも決して順調ではなかった。第1ステージでは20位で通過し、トップ20入りの最後の1枠を獲得。第2ステージでは9位、第3ステージでも激しい争いを勝ち抜き、6位シードとして決勝トーナメントへ進出した。途中には275点のビッグゲームも記録し、徐々に勢いを高めていった。
決勝トーナメントでは準々決勝、準決勝をともに2勝1敗で突破。迎えた決勝では15歳のヘイデン・ミラーと対戦した。第1ゲームを192-214で落としたものの、第2ゲームを199-181で取り返すと、勝負の第3ゲームでは224-184で快勝。3試合連続となる逆転勝利でタイトルをつかみ取った。
驚くべきことに、ラヒム本人は優勝時点で大会最年少優勝記録を更新したことを知らなかったという。表彰式で初めてその事実を聞かされ、自身が歴史を作ったことを知った。オーストラリア・テンピンボウリング協会(TBA)によると、12歳での優勝は大会55年の歴史で初めての快挙となった。
ラヒムは2歳の頃からボウリングに親しみ、5歳でTBAのジュニア育成プログラム「Bowl Patrol」に参加。現在はリーグ戦やスポーツコンディションでの練習を重ねながら実力を磨いている。将来的にはアメリカの大学へボウリング奨学金で進学し、PBAツアー参戦やオーストラリア代表入りを目標に掲げている。
まだ12歳ながら、すでにオーストラリアジュニア界の歴史に名を刻んだゼイン・ラヒム。今後は7月に開催されるシドニー・ジュニアカップへの出場を予定しており、その成長と活躍に注目が集まっている。