PBAは9月1日、2026シーズンの『クリス・シェンケルPBA年間最優秀選手(Player of the Year)』と『ハリー・ゴールデンPBA新人賞(Rookie of the Year)』の候補者を発表した。年間最優秀選手には10人、新人賞には4人がノミネートされ、PBAメンバーによる投票がスタートしている。
年間最優秀選手候補に名を連ねたのは、ブランダン・ボンタ、パトリック・ドンブロウスキー、グラハム・ファッハ、アレックス・ホートン、マーシャル・ケント、ブーグ・クロール、スペンサー・ロバージ、アンソニー・シモンセン、EJタケット、ザック・ウィルキンスの10人。
中でも大きな注目を集めるのが、2023年から3年連続で年間最優秀選手に輝いているタケットだ。2026シーズンはPBAワールドチャンピオンシップを制し、同大会史上初となる4連覇を達成。タイトル数こそ1勝だったものの、獲得ポイント3万2,335、賞金32万4,075ドル(約5,200万円)、アベレージ229.79を記録した。
さらにトップ5入り10回、トップ10入り13回、トップ25入り17回、賞金獲得17回と、タイトル数を除くほぼすべての主要部門でツアートップに立った。アベレージではPBAツアーのシーズン新記録も樹立している。
タケットが受賞すれば、史上初となる4年連続の年間最優秀選手という新たな歴史が生まれる。
そのタケットを追う有力候補の一人がザック・ウィルキンスだ。今季はPBAロス/ホルマン・ダブルス選手権とPBAスコーピオン選手権でキャリア初タイトルを含む2勝を挙げた。さらにメジャー大会では2度の準優勝を記録し、ポイント、賞金、トップ10入り回数でいずれもツアー2位につけた。
ルーキー勢の活躍も目立った。ブランドン・ボンタはメジャーのPBAプレイヤーズチャンピオンシップを制覇。決勝ではタケットを相手に12連続ストライクを決め、PBAテレビ決勝史上36回目となるパーフェクトゲームを達成した。賞金16万3,800ドルを獲得し、ポイントと賞金でツアー3位。いずれもルーキーではトップの成績となった。
22歳のアレックス・ホートンもPBAトーナメント・オブ・チャンピオンズとPBAシャーク選手権を制して2勝。スペンサー・ロバージもPBAオハイオクラシックとPWBAとのミックスダブルスで2タイトルを獲得するなど、新世代が存在感を示したシーズンとなった。
新人賞にはボンタ、ホートン、ロバージに加え、PBAニューヨーククラシックで初優勝を飾ったオースティン・グラマーの4人がノミネートされている。
年間最優秀選手の候補入りには、原則としてPBAツアーで最低1勝を挙げ、年間賞金ランキングトップ10に入ることが条件となる。一方、シーズン複数勝を挙げた選手は自動的に投票対象となる。
新人賞は最低3大会への出場に加え、ルーキーのポイントと賞金の両部門でトップ5に入ることが条件となっている。
投票はPBAメンバーを対象に9月8日正午(米国東部時間)まで行われる。年間最優秀選手をはじめとする2026年の各賞受賞者は後日発表される予定だ。
3年連続でPBAの頂点に立ってきたタケットが前人未到の4年連続受賞を成し遂げるのか。それとも、ウィルキンスや躍進した若手がその牙城を崩すのか。2026シーズンを締めくくる年間表彰の行方に注目が集まる。