見えない状態で300?米アマチュアがブラインドボウリングでパーフェクト

ボウリングのレーン 写真:Steven Cordes/提供:Unsplash

ボウリングでパーフェクトゲームを達成するだけでも難しい。それを、投球中にピンを見ることができない特殊な条件で成し遂げたボウラーが現れた。米国のアマチュアボウラー、ジェレミー・オップが『Reggie Prince Elliott Blind Out Tournament』に出場し、300点のパーフェクトゲームを達成した。

今回の大会でポイントとなるのが、『Blind Out』と呼ばれる特殊な競技方法だ。ここでいう「ブラインド」は目隠しをして投げるという意味ではなく、レーンの途中にカーテンを設置し、ボウラーからピンが見えない状態で投球するというものだ。

選手はアプローチやレーン手前にあるドット、スパットなどを通常通り確認して投球できる。しかし、カーテンの向こう側へ進んだボールの動きやピンへの当たり方を見ることはできず、投球後に得られる結果をもとに次の一投を組み立てなければならない。

例えば、ポケットに厚く入ったのか、薄く入ったのか、どのピンが残ったのかといった結果からボールの動きを推測する。その情報を頼りに立ち位置や狙うスパットなどを調整していくため、通常のボウリング以上に自身の投球感覚と状況判断が求められる。

さらに難しいのは、ゲームが進むにつれて変化するレーンへの対応だ。通常ならボールがどこから曲がり始め、どの角度でポケットへ入ったのかを目で確認できるが、ブラインドボウリングではそれができない。結果からレーンの変化を読み取り、投球ラインを修正していく必要がある。

そんな特殊な環境の中、オップは12投すべてをストライクにつなげ、パーフェクトゲームを完成させた。現地から公開された映像や投稿でも、同大会でオップが300を達成したことが報告されている。

オップはPBAのプロボウラーではないものの、米国で豊富な実績を持つアマチュアボウラーだ。公開されているプロフィールでは、これまでにも数多くの300ゲームや800シリーズを記録しており、ハイスコアを何度も叩き出してきた実力者として紹介されている。

それでも今回の300は、通常のパーフェクトゲームとは条件が大きく異なる。自分が投げたボールの最終的な軌道やピンアクションを確認できない中、投球結果と自身の感覚を頼りに12投連続でストライクを重ねなければならないからだ。

ボールの行方が見えない状況でも、結果から投球を調整し続けて12個のストライクをつないだオップ。高い技術だけでなく、レーンを読み解く力や再現性も求められる特殊なトーナメントで達成された300は、通常とはひと味違うパーフェクトゲームとなった。

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